最初の職場で挫折したのは、英語がたいしてしゃべれない上に、
思考回路を切り替えられなかったためですが、
次の職場でも、彼らの言い訳、屁理屈には最後まで慣れることが出来ませんでした。
一例をあげると、時間に遅れた時の言い訳ですが、
ある日彼らのうちの一人が時間に遅れて来たので、「遅刻だね」と言ったら、
あんたの時計が早い、と言い返されました。
彼らの国ではよくあるパターンのやり取りなんでしょうけど、カチンと来ました。
そしてまた別な日は、時間になっても現れず、
どうしたのかと自宅に電話をかけたらまだ熟睡中、
しばらくして会社に現れて、
上司にした言い訳が「目覚まし時計の電池が切れていた」とのこと、
そして「一緒に寝ていた彼女の目覚ましの電池も切れていた」だから起きられなかったと、
電池の切れた目覚まし時計を手に握りしめ、原因はこれだ!と言わんばかりに見せていました。
若いフラフラした兄ちゃんなんかではなく、ちゃんと教育を受けた30歳を超えた大人の男性です。
他の外国人の中でも彼はちゃんとしている人だと思っていたのに、
そういう子供じみた言い訳をしてさらに時計まで持ってくるとは・・・・
事実そうだったとしても、日本人だったらそんなことは言い訳にはしないですよね。
寝坊した本人が悪いのだし、目覚ましの電池が切れ、
彼女の目覚ましも切れていたからなんて恥ずかしくて言えません。
バカじゃないかと思いました。
そういう出来事を日本の文化を理解している外国人に話したところ、
確かに子供じみた言い訳かもしれない、
でも、何も言い訳をせず、
すいません、すいませんとペコペコ頭を下げるだけの日本人のほうが
自分たちから見ればおかしいと感じるんだよ、と言われました。
けれど、言えますか?
目覚ましの電池が切れていたから寝坊したなんて、
聞いたこっちも
「なかなか正直な奴だ、それじゃあ仕方ないね」なんても思えるわけがありません。
たかが時間に遅れたくらいでそうカリカリしなさんな、と言われそうですが、
それで客先に謝るのは私なんですよ。こんなことが度々おこれば、信用を失くします。
人種を問わずきちんとした人は、
文化や習慣が異なっていても時間に遅れたりせずこんな言い訳もしないと思います。
ただ、遅刻するつもりはなかったんだ、
目覚ましの電池が切れていて不可抗力だったってことは
個人差はあれ言いたいんだろうと思いました。
電池のことも含め自己管理だと考える、
そんなことは言い訳にならないと考える日本人と決定的に違うところです、
せめて、迷惑をかけてすまなかったとひと言でも追加してくれれば、
こっちの気もおさまるんですが。。。。
感情を引きずらず、これはこれとして割り切れなかったです。
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