【年末調整】毎年書いてるのにいつまでたってもきちんと書けない人たち


回収した年末調整の書類を見て思わず吹いてしまいました。

20181214.jpg

続柄が「実父」って。。。

まだ独身の両親と同居している若い従業員で某有名大学を出た学力の高い子なのですが、何で「実」つけるのかなぁ。。。間違いではないけど必要ではないですよね。

もしこの「続柄」の記入で迷うケースがあるとしたら、

義理の両親と一緒に住んでる場合かもしれません。世帯主が「義父」の時は自分との続柄はどう書くべきか?調べてみたところ「夫の父」と書くのが良いのではという答えでしした。「義父」でも間違いではないけれど、住民票等の記載の仕方に合わせたほうが良いのではという説明。

なるほど、勉強になりました(笑)でも、都会なので二世帯同居の従業員は誰もいないですけどね。

こういう面白い記入をはじめ、適当な数字を入れたり、マルで囲んでみたり、あげればきりがないほどで、きちんと記入できている人はほとんどいません。「実父」は別に影響ないのでスルー、金額のみこれは収入なのか所得なのか確認しながら作業をします。

年末調整で従業員全員に提出してもらう書類は

①扶養控除等(異動)申告書
②保険料控除申告書(申告するものが無くても)

の2枚で

③配偶者控除

は、対象となる人のみに提出してもらったのですが、

扶養控除(異動)申告書にも「源泉控除対象配偶者」という記入箇所があるので、配偶者控除対象となるにもかかわらず③を出さない人がほとんどでした。

すでに①で記入してるからなぜ③を出さなきゃいけないんだとあちこちから言われました。確かにややこしいですよね。

しかも自分の給与の見込み額や(あれば)他の収入も書かなくてはいけない。記入例を添付しても空欄か適当な数字を書いて提出してきたので、聞き取りをしながら埋めていくしかありません。

そんな中、②だけ出して①を出さない人がいて、提出して下さいと言ったら「オレは異動してねぇから出さなくていいと思った」と言うのです。

40年以上働いていて、その数だけ年末調整して①はいつだって提出してるはずなのに、何でこの期に及んで「出さなくていい」しかも「異動してねぇ」って。。。そもそも「異動」してたら年末調整もここでしてないでしょ。。。

こんな人に比べたら「実父」など可愛いものです。

記入された書類のポイントをチェック、間違っていれば訂正しますが、たとえば保険料控除申告書の「保険等の種類」とかどう書けば良いのか判断がつかないものもありますし、

「保険会社の名称」にしても長くて適当に短くしたものをあえて修正したりなどはしません。「新」か「旧」か、年末時の申告額が間違ってないかをチェックするだけですね。

年末調整に影響する数字が正しいか、それを証明する書類の原紙がついているかを確認するのみです。

年末調整の書類だけでなく、お役所に出す書類は記入するボリュームに対して枠が小さすぎる場合が多いですよね。で、ものすごく記入箇所が多いのに実際記入が必要な箇所はほんのわずかだったりもします。

40年も毎年書類を提出してるのにそれすら出来ないのかと唖然ともしますが、

かくいう私もおそらく役所に出してる書類でボロはいくらでもあるだろうと思います。でもそこでやり直し、みたいに突き返されたら作業が進まなくなるのでよほどの致命的な間違いでない限りお目こぼししてもらってることはわかっています。

一応「受付印」は押されているものの、緑色のペンで修正されていたり、戻ってきた「控」を見直して、よくこれで通してくれたな、と思うことがあるからです。

なので「異動してないから書かなかった」その人のことを強くは言えません。私も致命的な間違いでない限りは、ささっと修正してしまいます。

こういう年末調整が海外でも行われているのかどうかはわかりませんが、自分で申告して還付、納付するというやり方のほうが多いような気がします。

勤務先で年末調整をやってもらえる日本のサラリーマンは楽ですよね、そこに属してる限りは社会保険料や住民税が毎月控除され、月によってどかっと極端に引かれたりもせず、

年末にはちょっとした還付がもらえるというささやかな楽しみもあり、役所にしてみれば、税金のとりっぱぐれが無いというメリットも有りで、上手く出来てるなぁと思います。

でも、自分で申告しないことで税金の仕組みを理解する機会もなく、これはおかしいんじゃないかとか疑問も持たない、それもどうなのかなぁ。。と
スポンサーリンク
posted by patapata at 23:38Comment(0)雑感

【社会保険】健康保険組合のHPが見られなくなってしまう

3e89e46ecdfec52624a5c46c42f28a5f_s.jpg

相変わらずバタバタしています。

以前、出産予定日が早まったら年末調整はどうするのかと頭を抱えていたことが
ありましたが、

過去記事 【年末調整】出産日がズレて社会保険料免除が一ヶ月早まって年末調整やり直しとなったら

実際は予定日が出産日より数日遅れたので、その心配は無くなりました。

ほんと案ずるより産むが易し、でホッとしました、良かった。。。。


しかし、この従業員を含め出産予定者があと2人おり、その予備軍が3人いて

この先一年以内に5人の手続きが発生する予感がしています。

最近は結婚年齢も遅くなり、出産年齢も高くなってきているので、

第一子の次にあまり間をおかずに、第二子というパターンも発生して、

6人もいれば山手線みたいに手続きも続いてしまうかもしれません(笑)


出産、育児に関する申請、手当というのはこれまで2、3度しかやったことがなく、

しかも数年置きで、忘れたころに発生するので、

年齢と共に記憶力が衰えているのと、社会保険制度の変化も大きいので、
恥ずかしながら、その都度調べながらでないと出来ないのです

ネットにはたくさんのQ&Aがあるので、それらももちろん活用させてもらっているのですが、

基本は日本年金機構や健康保険組合のHPです。

そこで理解できないことがあれば、あちこちネットで検索してウラを取ります。

特に健康保険については他の健康保険組合のHPを見ると疑問が解決することが多いです。

ウチの事業所で加入している健康保険組合はどちらかと言うと、被保険者に見てもらうための
様式なので、業務の立場で役立つことはあまりないんですよ。

でも他のHPでは、算定基礎届の書式や具体例が載ってたりすることもあって
あ、そういうことかと解決することもあります。

その健康保険組合によって申請書、請求書の書式もそれぞれですが、他を見ることで
理解することは多いです。

根がロジカルでないので、たくさん、いろいろと見たほうが分かるんですよ。

でも最近セキュリティがかけられていて見られないところも少なくないです。

外資系や大手は特に。

ウチの事業所が加入する健康保険組合も以前は全てオープンだったのですが、
まず担当者の氏名、電話番号等の連絡先が消され、

最近は申請書の類も、被保険者が直接申請出来るものを残し、他は削除されてしまいました。

セキュリティをかけることは避け、一般的なことだけを残したって感じです。

私は単に自分の理解のために他を見たいだけなのですが、そうじゃない人もいるというか
どう悪用されるかわからないという懸念があるのかもしれません。

セキュリティをかけるのは理解できます。

でも、ちょっと残念かな。。。。
スポンサーリンク
posted by patapata at 23:38Comment(0)雑感

【社会保険】組合健康保険の保険料も折半になっていくかもしれない

071d7e738b2faf2e231b09d541e26958_s.jpg

社会保険の手続きで何かわからないことがあってネットで検索する時、

他社の健康保険組合のHPを見ることがよくあります。

それらをいくつも見ているうちに、疑問が解決することもありますし、

ここの健康保険組合はこういう添付書類を提出するのか、とか

すごく参考になります。


ついでに、健康保険料率もチェックします。

ウチの事業所が加入してる健康保険組合より高いなぁ、とか安いなぁ、とか。。。


以前見た時に本人負担率がものすごく低い健康保険組合があって、

さすがIT企業は違うな、と思ったのですが、

先日見てみたら全体の保険料率はさほど変わってなくても、

本人負担と事業所負担率が折半になっていてびっくりしました。

その後も、あちこちの健康保険組合の負担率を見ていくと

折半になってるところが目につきました、誰もが知ってる大手です。

でもその一方では、個人負担率よりは事業所負担率の多い所も有りなので

どっちのパターンが多いとかはわからないのですが、

少なくとも折半というのはこれまで目にしたことがなかったんです。


健康保険組合の本人(被保険者)と事業所の保険料の負担率は
自由に決められるらしいのですが、

折半に変更したのはどうしてなんでしょうね。。。。

これは私の想像ですが、
従業員が500人以上の事業所は加入条件がゆるくなりましたよね、

非正規従業員を積極的に正社員として雇用していく事業所もあるし、

そうすると事業所の社会保険料負担額も大きくなっていきますよね、

なのでこれまで少なめに設定していた被保険者の保険料を対等の折半にしていくことで
事業所の負担を少しでも軽くしていこうというという理由なんでしょうかね。。。。。

単純に考えると、
被保険者と事業所の負担率が(例えば)これまで3:7だったのに、
5:5になるということは給料は同じ額なのに、
保険料が増えれば手取りが少なくなるので被保険者にとってはうれしくはないですが、

でも、
今の流れから察するにゆくゆくは折半にするところが増えていくんだろうな、
という気がしています。

スポンサーリンク
posted by patapata at 22:28Comment(0)雑感
スポンサーリンク
各保険料率(R01.7月現在)
        (本人)  (会社)
厚生年金保険料  91.50/1000 91.50/1000  (H29.10~)
雇用保険料   3/1000   6/1000   (H29. 4~)
子ども子育て        34/10000  (H31. 4~)
労災保険料         3/1000  (H30. 4~)
*雇用保険、労災保険料率は業種によって異なります。